MESSAGE IFAとの連携を一層強め
「貯蓄から資産形成へ」を促進させる 

楽天証券 代表取締役社長
楽天証券 代表取締役社長 楠 雄治

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米国では独立系アドバイザーが主役に

楽天証券がIFA事業を開始して、すでに8年が経過いたしました。その間、多くの皆さまに支えられ、順調に成長してきました。2017年6月末時点でのお客さまからの預り資産額は2700億円を超え、弊社のプラットフォームでIFAとして活躍されている方も760名を数えます。

そもそも弊社がIFA事業を開始したのは、米国で過去30年間に起きた大きな変化が、程度や形の差こそあれ、日本でも現実のものとなるという思いがあったからです。その変化とは、個人に対する金融商品販売の主役がブローカーから独立系アドバイザーに変わったことを指します。

ブローカーは特定の金融機関に所属し、金融商品の売買によるコミッション、つまり手数料を稼ぐモデルです。一方で独立系アドバイザーはその名の通り、特定の金融機関に所属せず、内部管理以外の面、つまり商品の選定や売り買いのタイミングなどはそれぞれの意思決定に任されています。さらに、独立系アドバイザーの多くはRIAと呼ばれる小規模投資顧問業者に変遷しており、そこでは、一切のコミッションを収益源としない完全フィー型モデルでサービスが構築されています。ここに至って、お客様とアドバイザーの利益相反は存在しなくなっています。

日本においては、昨年9月に金融庁が公表した「金融レポート」の中で、「貯蓄から投資へ」が「貯蓄から資産形成へ」と表現が改められました。また、金融審議会の市場ワーキンググループの報告書では、顧客の資産形成には、「販売会社等とは独立した立場で顧客に対してアドバイスする者など、顧客による金融商品・サービスの適切な選択を手助けする担い手の多様化が重要」との指摘もなされたところです。

中立的な立場から的確なソリューションを提供するIFAの皆さまは弊社の重要なパートナーであると考えていますが、その連携を一層強め、「貯蓄から資産形成へ」の流れを促進させ、社会 に貢献していきたいと考えています。

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楽天証券IFAのブランドを高めたい

残念ながら、IFAという言葉の社会的な認知度はわが国では決して高くありません。弊社のIFA事業における重要なミッションの1つがその認知度向上であり、「IFAとは?」という説明に費やす時間を少しでも短縮することを目標に掲げています。

もう1つの重要なミッションとしては、「楽天証券IFA」のブランディングがあります。そのため弊社は事前の審査プロセスを大切にしていますが、最も重要視することは事業の継続性。この方が、この法人が将来にわたってお客さまの資産形成に資するサービスを継続していくことができるか、その志と事業計画の精査に最も時間を割いています。そうした審査を通じて弊社と契約されたということ自体がステータスとなるよう、ブランドを高めていきたいと考えています。

弊社は2017年6月9日に「お客様本位の業務運営宣言」を公表しましたが、大切なのは宣言をすることではなく、宣言に基づいてサービスが構築、提供されているか、お客さまの声を聞き、改善に努める姿勢が貫かれているかをモニターし、その実績を定期的にお知らせしていくことだと認識しています。これらの理念はパートナーであるIFAの皆さまとも共有し、お互いに声を掛け合いながら、お客さまにとって最良のサービスの構築に努めてまいる所存です。

MESSAGE  IFAとの連携を一層強め
「貯蓄から資産形成へ」を促進させる 

楽天証券代表取締役社長
楽天証券 代表取締役社長
楠 雄治 
Yuji Kusunoki